仏壇のシメノの自社工場だから実現する品格ある仏壇と、充実のアフターサービス


生地工程
■木地
選び抜かれた厳選材料だけがシメノのお仏壇に。
充分に乾燥させた厳選材料を、熟練の職人が木材の癖を見極め、適した部材へ使用します。木地の接合部には補強を施し、後のお修理時に安易に分解できるようホゾ組加工で仕上げます。



下地工程1
■下地
漆を塗る前の大切な工程です。泥地(砥の粉と膠をまぜたもの)や堅地(砥の粉と漆を混ぜたもの)を使用し、刷毛で丁寧に塗り上げます。一般普及品にはサーフェーサー(化学塗料)をコンプレッサーで吹き付けて仕上げられます。



下地工程2
■下地(ヘラ地)
お仏壇の生命は下地にあると言っても過言ではありません。お仏壇の耐久性を左右するもっとも重要な工程です。一般普及品はポリエステル系の化学塗料を吹き付ける「サーフェーサー下地」ですが、高級品では「泥地」「堅地」と呼ばれるヘラ付け下地が施されています。シメノでは珪藻土を蒸し焼きにした「地の粉」と漆を混ぜたものを、ヘラで塗り上げる輪島塗の堅地技法を施しています。



塗り工程1
■塗り
丁寧な下地工程を経て、漆塗りの作業に入ります。通常漆塗りは中塗り、上塗りと、二回漆塗りを施します。漆刷毛を使って丁寧に手塗りします。埃が付かないように、刷毛と部屋の清掃に時間を掛けます。また、漆は常温では乾かない為、一定の湿度と温度に保たれた「ムロ」と呼ばれる部屋で乾燥させます。塗師の努力がすばらしいお仏壇を作り上げています。



塗工程2
■塗り(小物)
繊細な彫りの良さを失う事のない様に塗り上げる、匠の確かな技。


研ぎ工程
■研ぎ
下地や塗りの工程の間には、研磨作業が必要となります。塗面を平らにし、また上に塗る漆の食い付きを良くする為の工程です。何十種類にも及ぶ「砥石」を使って塗面を均一に砥いでいきます。仕上がれば表にはでない根気のいる作業ですが、塗りの仕上りを左右する、大変重要な工程です。



蒔絵工程
■蒔絵
色漆を使って模様を描き、金粉や銀粉などを蒔き付けて仕上げられる蒔絵は日本の漆工芸技法の代表的なものです。シメノでは、輪島塗の最高級技法である「砥ぎ出し蒔絵」を取り入れたお仏壇を多数製造しています。



箔押し工程
■箔押し
金箔とは、金を10000分の数ミリまで薄く引き伸ばし、一辺が約11cmの大きさに仕上げられたものです。その極めて薄い金箔を、漆塗りの上に一枚一枚、丁寧に貼っていきます。シメノでは伝統技法で製作された最上質の金箔を使用し、漆を接着剤として金箔を貼る「漆押し」にて製作しています。



金粉仕上げ工程
■金粉仕上げ
金粉仕上げとは、金箔の代わりに金の粉末を蒔き付けて仕上げる技法です。金箔に比べ、しっとりと大人しい金の輝きになるのが特長ですが、多量の金が必要となる為、金箔仕上げに比べ高価になります。


彩色工程
■彩色
彫刻を立体的に、そしてより華やかにみせる為に施されるのが「彩色」です。シメノでは、何色もの絵具を塗り重ねる独自の淡彩色技法を施しています。手間と時間を掛けて、上品で高級感のあるお仏壇を製造しています。


組立工程
■組み立て
多くの職人によって丁寧に仕上げられた数十点以上の部品を、一つ一つ慎重に組み上げていきます。寸分の狂いもないように、そして後のお修理時には容易に解体できるように。失敗の許されない最後の仕事に職人の手にも力がこもります。